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BIM研修の選び方、7つのチェックポイント

  • 1 日前
  • 読了時間: 5分
研修で生徒が教師に相談しているイメージ

BIMの研修を探し始めると、どれも良さそうに見えてきます。動画で学べる講座、講師がついてくれる講座、社内の先輩に教わるという選択肢。並べてはみたものの、比べる軸そのものが分からない——。


同じ「BIM研修」という言葉でも、形式によってまったく違うからです。値段だけを横に並べても、比較になりません。

国土交通省などが公開している資料をもとに、学び方の3タイプと、7つのチェックポイントを整理します。


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目次



BIMの学び方は、大きく3タイプ

まず全体像から。国土交通省の実態調査(令和7年1月調べ)は、BIMに関する教育の取組を「OJT(実際の業務を通じた教育)」「社内研修」「社外研修・外部セミナー」などに分けて集計しています。この区分をもとに並べ直すと、学び方は次の3つに整理できます。


BIMの学び方の3タイプ。動画教材型は時間の自由、講師伴走型は期限と相手、社内OJT型は自社のやり方を渡せる

大事なのは、3つとも「教わる」ことは同じでも、形式が違うという点です。動画教材型が売っているのは時間の自由、講師伴走型が売っているのは期限と相手、社内OJT型が渡せるのは自社のやり方そのもの。だから、同じ物差しでは比べられません。



先進6社は、どこで学んだか

では、実際にBIMを社内に定着させた会社は、どこで学んだのでしょうか。国土交通省は「先進的なBIM活用を進める中小事業者」として6社への聞き取り結果を公開しています。各社の「外部からのサポート体制」欄の記述を並べたのが、次の図です。


国が先進事例として紹介する中小事業者6社が、外部の講習・社内で教える仕組み・社外のつながりをどう使ったかの一覧

外部の講習やセミナーを使っていたのは6社中5社。使わなかった1社(広島県の8名の設計事務所)は「特に外部研修はなし」と明記されています。ここまでは想像どおりかもしれません。

目を引くのは、もう一方の列です。社内に「教える人」か「教える仕組み」を持っていると読み取れる会社も、5社ありました。専門部署が基礎講習を担当する、担当者が若手にほぼマンツーマンで2〜3週間つく、といった形です。なかでも6名の設計事務所は、こう書かれています。


「社内テンプレートのルール周知や、入力方法の統一化を図るための解説動画を作成し、YouTubeでいつでも視聴できるようにしている。こうすることで、隣に分かる人がいなくても、先輩の説明のメモを取らなくても、必要な時に必要なだけ見ることができる(中略)

── 国土交通省の参考資料より


6名の事務所が、自分たちで動画教材型の仕組みを作っていたわけです。外部の研修は「入口」であって、続けているのは社内の側だった、と読めます。


選ぶときの、7つのチェックポイント

ここまでを踏まえて、比較の軸を7つに整理しました。パンフレットを並べる前に、この7つを自社で確認してみてください。


BIM研修を選ぶときの7つのチェックポイント。期間、実務の課題、質問できる場、修了証の発行元、講師、助成金、修了後に残るもの

チェック6は、申し込む前に申請の必要があります

厚生労働省の「人材開発支援助成金(人材育成支援コース)」は、従業員に職務に関連した訓練を受けさせた事業主に、経費や賃金の一部を助成する制度です。案内(令和8年4月8日版)によれば、対象となる「人材育成訓練」は10時間以上のOFF-JTによる訓練です。


OFF-JT(オフ・ジェイ・ティー)とは?

ふだんの仕事から離れて行う教育訓練のこと。反対に、実際の業務をしながら教わるのがOJTです。外部の講座を受けるのは、多くの場合こちらにあたります。



目的が決まると、選び方も決まる

7つのチェックを埋めていくと、最後に残るのは「そもそも何のために受けるのか」という問いです。ここが決まると、向く学び方はかなり絞り込めます。

目的別に向く学び方の対応表。まず触れたいなら動画教材型、期限を決めて1人育てるなら講師伴走型、社内に残したいなら講師伴走型と社内OJT型の組み合わせ

「まず触れてみたい」のか、「期限を決めて1人を立ち上げたい」のか、「2人目・3人目に広げて社内に残したい」のか。目的が違えば正解も変わります。比べるべきは講座どうしではなく、講座と自社の目的です。

そして先進6社が教えてくれるのは、そのさらに先でした。外部の研修は入口で、続けるのは社内。研修を選ぶ本当の基準は、研修が終わって翌週に社内で何ができるか、なのかもしれません。



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峰設計では、4週間で1棟を自分の手で完成させる短期集中型の研修、BIMブートキャンプを行っています。BIMブートキャンプは、3タイプでいえば動画教材型と講師伴走型を組み合わせた形です。動画で学びながら週1回の講評質疑会で課題を見せながら直接講師に相談できます。修了時には一般社団法人 日本BIM協会の修了証が発行されます。毎月開講しています。

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