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3DCADとBIMの違いとは?初心者の方でもわかりやすく解説

  • 6月25日
  • 読了時間: 4分

更新日:5 日前

「BIMと3DCADは、何が違うのですか?」


これは、私たちがBIMの説明をする際に、よくいただく質問のひとつです。


どちらも画面の中で建物を立体的に表示できるため、見た目だけでは違いが分かりにくいかもしれません。しかし、両者は見た目こそ似ていても「作っているもの」がまったく異なります。そして、その違いを理解することが、BIMの価値を理解する第一歩になります。


この記事では、3DCADとBIMの違いを、できるだけシンプルにお伝えします。


同じ「3D」でも、作っているものがまったく違う


一言で言うと、違いはこうです!


  • 3DCAD = 「形」を作るソフト

  • BIM = 「情報」を作るソフト


3DCADとBIMの画面を並べて比較した図

3DCADは、建物の形状を立体的に表現することを得意とします。見た目の確認やプレゼンテーションには十分な力を発揮します。


一方でBIMは、形を作ると同時に、その建物が「どんな材料で、どれだけの量で、いくらかかるのか」という情報を一緒に持っています。画面に見えているのは同じ立体でも、その裏側にあるデータ量がまったく違うのです。


3DCADが「立体の絵」だとすれば、BIMは「データを持った建物そのもの」——そう捉えると、両者の違いが見えてきます。


壁1本に、材料・数量・コストまでついてくる


例として壁で説明します。


3DCADで壁を作ると、そこにできるのは「壁の形」です。一方BIMで壁を1本引くと、その壁には次のような情報が自動的に紐づきます。


BIMで壁をクリックすると材料・数量・コスト情報が表示される画面

  • どんな材料でできているか

  • 厚さや高さはいくつか

  • 面積・数量はどれだけか

  • 概算でいくらかかるか


つまりBIMでは、設計を進めるだけで、材料・数量・コストの情報が建物の中に蓄積されていきます。後から手作業で数量を拾い直す必要がなく、設計と積算が一本の流れでつながるのです。


「形」ではなく「データのある建物」をつくるという発想


3DCADとBIMの本質的な違いは、設計に対する「発想」そのものにあります。


3DCADは「形をつくる」ツールです。これに対してBIMは「データのある建物をつくる」ツールです。1つのモデルに情報が集約されているため、図面・数量・コストがすべてモデルと連動し、変更があっても整合性が保たれます。


この発想の転換こそが、BIMが単なる「3Dの図面ソフト」ではなく、建物のライフサイクル全体を支える仕組みだと言われる理由です。設計から施工、そして維持管理まで、同じデータを引き継いで活用していくことができます。


峰設計では、ARCHICADを中心としたBIMを実務に取り入れ、「形」だけでなく「情報」を備えた建物づくりを進めています。


BIMは「3Dで描くこと」ではなく「情報をつくること」


3DCADとBIMの違いは、立体に見えるかどうかではありません。その建物が「情報を持っているかどうか」です。形を作るだけなら3DCADでも十分ですが、材料・数量・コスト、そして建物のその後までを見据えるなら、BIMという選択が大きな意味を持ちます。


BIMの重要性と未来


BIMは、建設業界においてますます重要な役割を果たしています。デジタル化が進む中で、BIMは設計者が本来のクリエイティブな仕事に集中できる環境を提供します。非効率な現状を変え、業界全体のデジタル変革をリードすることが求められています。


BIMを導入することで、設計者はより効率的に作業を進めることができます。情報が一元管理されるため、設計の変更があった場合でも、他の関連情報が自動的に更新されます。これにより、手作業での修正が不要になり、時間を大幅に節約できます。


BIMの活用事例


実際のプロジェクトにおけるBIMの活用事例を見てみましょう。ある建設プロジェクトでは、BIMを用いて設計段階から施工、維持管理までを一貫して行いました。これにより、施工中のトラブルを未然に防ぎ、コスト削減にも成功しました。


また、BIMを活用することで、関係者間のコミュニケーションが円滑になり、情報共有がスムーズに行えるようになりました。これにより、プロジェクト全体の進行がスムーズになり、納期を守ることができました。


まとめ


BIMと3DCADの違いは、単なるツールの違いではありません。BIMは、建物の情報を持つことで、設計から施工、維持管理までの全てのプロセスを支える強力なツールです。これからの建設業界において、BIMの導入は必須と言えるでしょう。


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