3D都市モデル「PLATEAU」×BIMで不動産の見方が変わる。峰設計が「JID 2025」ピッチに登壇しました。
- 6月10日
- 読了時間: 3分
2月28日にベルサール汐留で開かれたイベント「JID 2025 by ASCII STARTUP」に登壇しました。
このイベントは“イノベーションに関わるすべての人をつなぐ日本の産業を革新するための祭典”をコンセプトに掲げたビジネスイベントです。私たちはその中でも、国土交通省が主催する「PLATEAU(プラトー)」の発表に部隊に全6社の1社として立たせていただきました。
この記事では、そこで私たちが発表したことをお伝えします。

目次
1.そもそも「PLATEAU(プラトー)」って何?
PLATEAUとは国土交通省が主導する「日本全国の都市を、建物の形や高さまで丸ごと3Dデータ化するプロジェクトです。ひとつひとつの建物に「用途(住宅か店舗か)」「階数」「建てられた年」といった情報がひもづいており、しかもそれが誰でも自由に使えるオープンデータとして公開されています。
今回のイベントはこの都市データの3Dデータを活かして「社会問題を解決する新しいサービス」を提案するピッチでした。

「国土交通省 PLATEAU」https://www.mlit.go.jp/plateau/site-policy/
2.峰設計が提案する不動産ツール「MINECLE(ミネクル)」
私たちが発表したのは、不動産ツール「MINECLE(ミネクル)」です。
MINECLEは竣工前のマンションを、実在する街並みの中で疑似的に内見できるBIMベースのシミュレーションサービスです。当社はこれを2023年、不動産業界向けにリリースしました。「Archicad(アーキキャド)」で構築した建物モデルを基盤としている点が特長です。

3.MINECLEでできること
MINECLEは、BIMで構築したマンションモデルをPLATEAUの3D都市モデル上に正確に配置します。これにより、以下の提案・検証が可能になります。
・住戸ごとの眺望シミュレーション(各部屋・各階からの実際の見え方を提示)
・時間帯別の採光シミュレーション(朝・昼・夕の日照条件を可視化)
・周辺環境の確認(実在する街並みの文脈で立地を評価)
・家具配置・インテリアコーディネートの試行
・壁・床の色彩変更による内装イメージの検証
MINECLEがもたらす本質的な価値は、不動産販売を「静止画による説明」から「体験による訴求」へと転換する点にあります。竣工前・モデルルーム段階であっても、購入検討者は実際の眺望や採光を事前に体感できます。これは検討者の意思決定を後押しするだけでなく、販売側にとっても「言葉では伝えづらい価値」を可視化し、成約率や顧客満足の向上に寄与します。実際に導入いただいた不動産販売会社、および購入検討者からも「わかりやすい」との評価をいただいています。
4.まとめ
今回のJID 2025での登壇は、当社にとって、BIMの適用領域を「設計・施工」の枠を超えて広げていく取り組みを、多くの事業者の皆さまに提示する機会となりました。 BIMは建築の設計・施工を効率化する技術として認知されてきました。しかしMINECLEが示すように、BIMと3D都市モデルを組み合わせることで、不動産の流通・販売局面における意思決定支援にまで、その価値を拡張できます。
当社は今後、MINECLEを不動産販売にとどめず、建築のライフサイクル全体を支える活用領域へと段階的に拡張してまいります。BIMを起点に、建築のライフサイクル全体を通じた価値提供を目指します。 不動産の見せ方・売り方を変革したい事業者の皆さま、BIMの自社活用を検討されている皆さまにとって、MINECLEが一つの選択肢となれば幸いです。
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