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「建築・都市のDX」カンファレンスに 峰設計が登壇しました。

  • 6月10日
  • 読了時間: 4分
「建築・都市のDX」カンファレンスで峰設計が登壇した様子

2026年3月18日、東京国際フォーラムで、国土交通省主催の「建築・都市のDX」カンファレンスが開かれました。国が建築と都市のDXの「中長期ビジョン」を公表した、節目のイベントです。

その場で、私たち峰設計は「産学官における取組の先進事例」のひとつとして登壇し、代表の崔が峰設計の建築DXの実例を発表しました。大学や大手企業、自治体の取り組みが並ぶ中で、自社の実務を紹介できたことは、私たちにとって大きな一歩でした。

この記事では、このカンファレンスはどんな場だったのか 峰設計は何を発表したのか 発表した2つの事例を、ご紹介します。



目次



1.「建築・都市のDX」カンファレンスとは?

このカンファレンスは、国土交通省が主催し、2026年3月18日に東京国際フォーラムで開かれた、産学官——つまり企業・大学・行政の関係者が一堂に集まるイベントです。

国土交通省が「建築・都市のDX」中長期ビジョンをこの場で公表したこと。2030年代の本格的な社会実装に向けて、国の課題認識とこれからの方向性を示し、民間へ「一緒にやりましょう」と連携を呼びかける文書です。ビジョンの中には「2026年のBIM図面審査開始」「3D都市モデルを2027年度に500都市へ」といった具体的な目標も並んでいます。



2.峰設計が登壇しました

「産学官における取組の先進事例」セッションで、代表の崔が「峰設計の建築DXに関する事例」を発表しました。大学・大手企業・自治体の実例の中に、BIM専門会社として峰設計の実務が紹介された形です。発表資料は、国土交通省のWebサイトに公式掲載されています。


発表の出発点は、私たちが毎日の実務で感じている課題です。建築の世界では、既存の建物も新しい設計も、いまだにほぼすべてが2D(平面)の図面で動いています。2D図面では、1種類の壁を「4本の線」で表現しますが、コンピューターから見えているのはあくまで4本の線であって、「これが1つの壁だ」とは理解できません。ここが、自動化やAI活用に進めない根本の原因です。

  • 建築業界には、効率化の大きな成長ポテンシャルがある

  • しかし2D図面のままでは、コンピューターが建物を「理解」できない

  • だから、建物の情報をまるごと持つBIMが建築DXに必要不可欠



3.発表した2つの事例——「売る前」と「建てた後」のBIM

発表では、BIMが「設計のための道具」で終わらないことを示す、2つの実例を紹介しました。


事例①は、BIM×PLATEAUの不動産販売ツール「MINECLE(ミネクル)」。設計した建物のBIMと、国の3D都市モデルPLATEAUを組み合わせて、周辺のまちと建物をまるごと3Dで確認できるツールです。日当たり(採光)や窓からの眺め(眺望)のシミュレーション、デジタル内覧、家具の色替えまでできます。買う人が「この家に住んだらどうなるか」を自分の目で確かめられるので、理解が深まり、信頼につながりました。

事例②は、既存建物のBIM化と維持管理システムの構築。すでに建っている建物を3Dスキャン(点群測量)し、BIMモデルを作って情報を入力し、日々の管理に使うシステムまで開発した取り組みです。図面の情報表示、検索、数量拾い(材料や設備の数を数える作業)、台帳との連携——建物を「使い続ける」ための機能を備えています。

発表した2つの事例を建物のライフサイクルに位置づけた図。設計〜販売の段階では不動産販売ツールMINECLE、維持管理の段階では東京消防庁の既存建物BIM化と維持管理システムが活躍する


4.国の方針と、峰設計の現在地

結論として、このカンファレンスは国が「建築・都市のDX」を一過性の流行ではなく、日常業務の基盤として育てていくと宣言した節目でした。公表された中長期ビジョンが示す方向——BIMと3D都市モデルの連携、維持管理でのデータ活用——は、峰設計がMINECLEや東京消防庁との取り組みで実際に歩いてきた方向と重なっています。


発表の最後に、私たちはこう申し上げました。「建築業界の仕事は、もっと楽できる」。面倒な単純作業はシステムに任せて、人はより多くの価値を生み出せる仕事に没頭できる——その未来を、業界のみなさんと一緒に創っていきたいと考えています。


出典

開催概要・プログラム・登壇者:国交省「建築・都市のDX」カンファレンス開催ページ


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