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BIMから自動積算!?モデルから見積書がワンクリックで出てくる時代へ

  • 1 日前
  • 読了時間: 4分

BIMモデルから見積書を自動作成する自動積算システムのイメージ

家をリフォームしたり建てたりするとき、まず気になるのは「これ、いくらかかるの?」ということですよね。この“いくらかかるか”を計算して見積書を作る作業を、建築の世界では「積算」と呼びます。


実はこの積算、とても手間のかかる大変な仕事です。私たちは、この積算をボタンひとつ・たった数秒で終わらせるしくみ——「BIM自動積算システム」を作成しました。BIMモデルのデータから、見積書を一気に自動で作ってしまうシステムです。


この記事では、そもそも積算がなぜ大変なのか、このシステムがどうやって見積書を作るのか、そして大事なポイントは何かをご紹介します。



目次




1.そもそも「積算」は、なぜこんなに大変なのか


積算をひとことで言うと、「図面を見て、必要な材料の量を全部数えて、値段を掛け算して、工事の金額を出す」作業です。


イメージとしては、値札のついていない商品を山ほど、電卓を片手にレジで一つずつ数えて合計を出していくようなもの。しかも建物には、床・壁・天井の広さ、ドアや窓の数など、数えるものが山のようにあります。人が図面を1枚ずつ見ながら手で数えるので、時間がかかるうえ、数え間違いや書き写しミスも起きやすい。おまけに設計が少し変わるだけで、また最初から数え直しです。


「数えること自体に時間がかかる」——これが、見積り作業が大変だった一番の理由です。




2.自動積算システムは、数量を「データから」自動で拾います


ここで活躍するのがBIMです。BIMで作った建物は、ただの3Dの絵ではなく、一つひとつの部材に「広さ」「素材」「数」といった情報が入っています。さっきのレジの例で言えば、すべての商品に最初から値札がついているような状態です。


自動積算システムは、この情報を使います。「積算実行」というボタンを押すだけで、延べ面積・外壁や内壁の広さ・ドアや窓の数、部屋ごとの広さ、さらに各部屋の仕上げ(床や壁の素材)まで、コンピューターがまとめて拾ってきます。そこから床・壁・天井の面積を計算し、工事の種類ごとに「材料費」と「人の手間賃(人件費)」を積み上げて、明細と見積書として出してくれます。


人が電卓で数えていた作業を、コンピューターが代わりに、しかも数え漏れなくやってくれるイメージです。


BIM自動積算システムの作業画面



3.自動積算システムのすごい所は、その「速さ」です!


このシステムのすごい所は、速さです。ボタンを押してから見積書ができあがるまで、約2秒。これまで人の手で何時間、ときには何日もかけていた作業を、データさえきちんと作ってあれば、まばたきしている間に終わらせることができます。


建物の構造は、木造・鉄筋コンクリート造(RC造)・鉄骨造(S造)のいずれにも対応しています。また、材料の値段や計算のルールは会社ごとにちがいますが、その会社に合わせた設定を行うことも可能です。


逆に言えば、そこさえ整えれば「積算はほとんど自動」という時代になってきています。


BIM自動積算システムの作業画面2



4.結論:カギは「ちゃんと作られたデータ」です


このしくみがここまで速いのは、金額のもとになる情報が、はじめから建物のデータの中に入っているからです。裏を返せば、データがきちんと作られていなければ、正しい見積りも出てきません。だから「速く見積りを出す」ことと「丁寧にデータを作る」ことは、実は同じことなのです。


見積りが速く正確になると、うれしいと思うのは会社だけではありません。「いくらかかるか」がすぐ分かれば、これから家を建てようしている人にも、正確に早くお見せすることで安心して次の相談に進めます。私たちは、こうした「みんなが助かるしくみ」を、正確なBIMデータづくりと、その土台になるルールやテンプレートの整備から支えています。


私たちは、ArchiCADを使ったBIMモデルの作成だけでなく、今回ご紹介した自動積算システムのようなBIMの便利機能の開発も行っています。「積算の手間を減らしたい」「BIMをもっと活用したい」「こんな機能がほしい」という設計事務所・建設会社の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


御社でいつも積算にかけている時間をBIMデータがあれば、数秒に変えることができます。


なお、この自動積算システムを実際に動かしている様子は、YouTubeで詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。



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